医療材料マネジメントの専門家が求められる時代――
経営状況が厳しくなる中、皆様は日々、様々な改善策を模索しているかと思います。
特にDPCを導入された病院の方から、コストマネジメントを重要課題に掲げるケー
ス
をよく耳にします。
コストマネジメントに取組む上で、比較的簡単に始められるのが、薬剤コストの
削減
です。ジェネリック医薬品の採用やDPCベンチマークによる消費基準の見直
しする
ことで、効果的な結果を期待できます。
その一方で、皆さまが手を焼かれているのが、
医療材料ではないでしょうか。
医療材料管理の中でも、特に重要とされるいるのが手術室。
ここで使用される材料コストが病院経営に与える影響は計り知れません。
過去10年
で手術件数が1.5倍に増加しただけでなく、材料の高機能化に伴い単価
自体も上がっ
ています。
しかし、近年の医療材料の進歩が、医療界の発展に寄与していることも、
紛れもない
事実です。高い材料の使用を避けるといった一辺倒な方法だけでなく、
現実に即し、
戦略に基づいたメリハリのある材料マネジメントが必要とされてい
ます。
当研究会は、このような状況に対応するべく、医療材料管理に従事される方、
業界
関係者の方を対象に、医療材料のマネジメントに関する研究を行い、
その情報の共
有に努め、医療環境および経営改善に貢献する活動に取り組んで参
ります。